忘れないため

 

僕のいた会社。

社内で担当するプロジェクト(よく言えば担当だが、放り込まれているだけ。運が悪いと、人員の技量をあまり考えずただ空いている人間を足りないプロジェクトに放り込んでいるらしく、本当に必要な知識を持った人間が活躍できる場所に行くことはできず、知識の足りない人間はあぶれてまた知識の身につかない経験にならない場所に。。。という悪循環が常で、それを抜け出せるかはその時の社内にあるプロジェクトと自分の担当している仕事次第。。。)

 

学歴だろうとそれまでにやってきた業務だろうと関係なく、年功序列的な部分があり、プロジェクトの内容をさほど理解していなくとも管理職へ着けてしまう。

 

中にはそれまでに放り込まれた業務や突き当たった上司にかかわらず、運任せではなく自分でその時々の必要な仕事を理解してきて、きちんと実力を身に着けてきたタイプの人が認められて管理職へと着いているという人もいたように思う(僕は上司を先輩を評価するなんて一体何様という話はさておき、)けど、

とにかく経験してきた業務での仕事のやり方もその場しのぎで、管理職になるのもその場しのぎで、もちろん管理職になってからもその場しのぎ。。。という人間も少なくなかった。

こういう人をまさか自分で見ることになるって思ってさえいなかったけど、世の中の現実ってやつを見れて、自分自身もそうなってはいけないことを理解できたことは決して無駄ではなかったと思う。

(ただ振り回されて精神を病んでやめていった人もいたって聞くし、そうでなかっただけでも僕は恵まれていたんだと思う)

 

 

 

ともかく、これからの僕の問題はどうやってこういうブロブで内部機構も質も悪い人間にならず、見た目にも中身にもいい人間になるためにはどうしたらいいかってことだよな。

 

 

僕は、ミクロ的にもマクロ的にも整ったもの。。。

編み物のセーターとしてとらえるなら、

その糸がどこから来たものかという背景を知っており(それはフェアな取引によってなされたものであるべき、また、もし自分が失敗しても何らかの形で環境に悪影響を与えず土にかえるとか、再利用できるべき)、

その編み方がその後の編み方へどうつながるのかを分かったうえで日々コツコツと目の前のステッチを積み重ねて(それは機構的に美しく、無駄のないものであるべきでなおかつ、だれが見ても自由にそれを使えるような関数なりクラスなり設計なりでなくてはならない)(また、日々のコントリビューションは決してそのバグを取り除くためのものでもなく、世界を自由でよい方向へと進めるための一歩でなくてはならない)

きちんと寒くないよう着物として役割を働き、容積も重量も取らず効率的で使いよく、見た目にも美しい色柄やパターンで、お洒落さんでいられるような

そういうものを作れるようになりたい。

 

そういうものを目指すことは自分を退廃的な独裁的トップダウンの、悪しきプロプライエタリな仕組み(社会的にもプロジェクト的にもシステム的にも製品的にも。。。)に組しない、厄払いのようなものになってくれるはず。だけど、そのためには自分自身もそうであらないための働きをしなくちゃいけない

 

オープンな界隈の雰囲気って、ソフトハードウェアにかかわらずそれ自体が優れているか、そうでない場合はそれぞれが優れたソフトにするために働きかけることが自由にできるはず。(だからこそ、悪影響なソフトは排除されるだろうし)

だけど、僕はまだそれらに十分に貢献できるコントリビューションをするだけの能力が足りない。だから、次の仕事ではしっかりそうできるような実装力だとか界隈の状況・歴史・今後のトレンドになりそうなことを可能な限り吸収する!

そして必ずいつの日か、僕のこの手で人類を自由にするコントリビューションをして見せる!